アムステルダムへ

 12月31日朝、バスでアムステルダムに向かう。途中の高速道路の防音壁が木調なのが、目をひく。ときおり風車と風力発電のプロペラが同居している風景がとびこんでくる。オランダ=風車がいっぱいって思っていたら、あらら・・・今現役で動いている風車は20基ほどだそうだ。

 それにしても、よく凍っている。運河が凍っているのも初めてみた。鳥取はもちろん氷点下にもなるし雪も降るけれど、町中の川が凍るなんてことは、ほとんどない。

風車

王立博物館

 この地での目的は、ゴッホ美術館と国立博物館。それにしても、凄い人。なんといっても2001年の最後の日だ。おまけに、施設も広くて、わすが午後の3時間ほどの日程ではとても見切れない。国立博物館は、ほんとにハシゴしたって感じで、レンブラント「夜警」やフェルメール「手紙を読む青衣の女」など代表作一部を見ただけで終わってしまった。

博物館を出ると街は日暮れていていた。もう道は凍り始めている。

しかし、なんだなぁ。絵を見るのは好きだけど、ほとんど美術の勉強なんてしたことのない私が、こんなところまで来てしまって・・・、こりゃ、私の人生の一大事だなぁ。

ちょっとおおげさかもしれないけれど、もし私の一生の間に見るだろう絵の数が決まっているとしたら、その大半を今見てしまったような、そんな気がしてならない。

・・・家族や友だちと連れだった人たちが行き交うミュージアム広場を眺めながら、そんなことをぼんやりと考えていた。

運河の風景

ミュージアム広場


トップページに戻る

一つ前に戻る

次へ行く