【12月28日】
カイディン帝廟・ミンマン帝廟からの帰り、ガイドさんが水上生活をする人たちの暮らしぶりを覗かせてくれるという。ホテルそばの船着き場から舟に乗り、フォン川をのぼっていく。中州の村に下りぬかるみの薄暗い道を歩くと、田圃がみえてくる。子どもたちが三々五々家に帰っていく後ろ姿。私は町育ちで本当の田舎の風景は知らないが「となりのトトロ」に描かれているあの田舎の風景がそこにあった。船着き場からずっと私たちについてきた男の子のお宅を庭から見せてもらう。ガイドさんの話を聞きながしながら、私はその子と妹にメモ帳の切れ端で折り鶴を教える。妹のほうは興味津々に見ていたが、兄のほうは鶴よりもボールペンが欲しかったらしい。別のお宅では納屋でバナナの花を見せていただく。(下の写真で手に持っているのがバナナの花)
居間のテラスでは小学一年の男の子がお勉強中。日本に来て勉強するか?との質問にはにかむその子の後ろから、高校生の姉が「その子じゃなくて、私のほうを日本に連れてって!」とねだる。どこの若者も遠い異国に憧れる気持は同じなのかもしれない。帰りは、閉店間際のドンパ市場へ。生鮮食料の部はもう閉店していて真っ暗。足下がよく見えない中歩いていく。明日用の荷だろうか、白菜がトラックいっぱいにのせられ到着。あ〜日本じゃ白菜高いのに。これだけあったら、主婦は喜ぶ。
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陶器のかけらやピー瓶を砕いたガラスが使われている。 |
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