【着るもの編】今回の旅でいちばん頭を悩ましたのは、「何を着ていく?」。真冬でもない、真夏でもない、でも朝・夕は寒い・・・。長袖?半袖?結局半袖一枚になることはありませんでした。長袖Tシャツパーカーや、薄手のカーディガンが役に立ちました。
【停電】フエではやたら停電していました。ホテルでは、それもわりと規則正しく、午後6時頃と午後10時頃でした。ひゅ〜と電気が落ちて、ハッとつきます。レストランでも平気で停電します。
【バイク天国】バイクは本当に多い。車は高級過ぎて買えない(すべて輸入品自国生産はしていないらしい)が、バイクは、働いてお金を貯めれば買える範囲の乗り物だという。HONDAは本物、HONGDAは、中国製??らしい。HONGDAからHONDAに乗れるようになりたいのだそうだ。50ccは免許なくてOKらしいです。一般道はNOヘルメットでOK。高速道路も、2人乗り可です。
【田仕事】ずぅっと広がる田圃。日本ならトラクターや田植機で、一気に仕事を片づけてしまうところだが、ベトナムではまだ、牛が現役の農耕車である。田に水を入れるのにも人力。2人で組みになり水路から水をカゴで汲み上げているのには驚いた。日本ではもうきっと教科書の中でしかお目にかかれない光景かもしれない。米は直播きかと思ったが、ちゃんと苗を育てて手植えするのだそうだ。
帰国して迎えられた第一声は、「今回ほんとに心配したよ。ベトナムは揺れなかった?」だった。そうなのだ、今年の旅は「冬休みを海外ですごしてきましたぁ〜。」なんて、とても嬉しげな声では言えない。スマトラの惨事はひょっとしたら自分だったのかもしれないのだ。旅の間中、各国からやってきている観光客の間でも、おりにふれ話題はそのことだった。プーケットにしようかベトナムにしようか迷ったんだとか、家族で意見が分かれたけど押し切ってこっちに来たんだとか、いろんな話を聞いた。自然の猛威の前では本当に無力である私たちです。日本に暮らし、津波も地震も、台風も大雪も洪水も日々の暮らしの中にある私たちが、被災された国のみなさんとともに、復興にむけてできることってなんだろうと考える日々である。