○こんな実験です 通常の立体オリオン座の工作では、地球から見た、オリオン座の各恒星までの距離を棒の長さで表してますが、地球から見て、各恒星がどう見えているのか、を表すものを作りました。つまり、目と棒の先端までの間隔が地球から星までの距離に相当します。 ○こんなことが学べます 私たちは星座を2次元で見ていますが、星座を構成する各恒星は、それぞれ地球からいろいろな距離で離れており、視認している星の明るさは、距離に関係していることが学べます。 オリオン座の三ツ星上に位置する一番遠い星は「アルニラム(Alnilam)」です。 地球から見ると、オリオンのベルトを構成する3つの星のうち、真ん中の星にあたり、地球から約2000光年の距離にあります。 他の2つの星「アルニタク(Alnitak)」と「ミンタカ(Mintaka)」より約3倍も離れていますが、地球から見ると、2等星が一列に3つ並んでいるように見えます。 |
|||
https://sorae.info/astronomy/20201111-orion3d.html |
|||
○準備しよう 3Dプリンタで製作した立体オリオン座、M42星雲シール(カラープリンタで作成)、金や銀のペン、蓄光シール ○作ってみよう @ 3Dプリンタで、立体オリオン座を作ります。 A 星の位置や浮彫の星の名称に、金や銀の色を塗ります。星は蓄光シールにすると、暗くなると光って星座っぽく見えます。 BM42オリオン座大星雲をカラー印刷して貼り付けます。 |
|
||
○開発にあたって 市販キッットやペーパークラフトは、いずれも地球からの距離の棒の先に星をくっつけるものでした。でも、私たちが見ている星は、棒の先では見られません。透明な棒で作るといいのですが、思い切って引き算で作ってみました。 参考:科学技術館の工作 |