○こんな実験です
発泡ポリスチレンの軽いボールを、ストローからの空気で浮上させます。また、狭い隙間にしてボールを漏斗に密着させます。
○こんなことが学べます
原理図を下に示します。
空気や水などの流体は、流速が速くなると気圧が下がります。
ボールが漏斗の底に密着すると、空気が狭い隙間を速く流れるため、気圧が低くなります。このため、ボールは漏斗にくっつきます。
ボールを浮上させると、ボールがストローの風の中心からそれると、中心側の流速が速いため、気圧が中央側で低くなり、ボールは中心位置に戻され、安定して浮上します。
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○準備しよう
発泡スチロールのボール(百均ショップにもあります)、ストロー、ボールを受ける漏斗(3Dプリンタで作りましたが、厚紙や針金でも作れます)、油性ペン
○作ってみよう
@ 発泡スチロール球は油性ペンで、回転が分かりやすいようにします
A 漏斗から突き出る長さに注意しながら、ストローを刺します
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○遊び方
ストローが漏斗から出ないようにして、漏斗にボールをくっつけます。逆さにしても落下しません。
ストローが漏斗より数cm突き出ると、ボールを浮上させることができます。斜めにして吹いても空中に斜めにとどまります。また、浮上させたまま歩くこともできます。 |
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○開発にあたって
以前は針金で漏斗を作ってましたが、セロハンテープで漏斗の下を覆って吹くと、ボールが漏斗に張り付くことが分かり、3Dプリンタで実験しやすいような形状に漏斗を作りました。
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