○こんな実験です 3Dプリンタで作ったカエルの胴体に糸を付け、振り回すとセミの声、糸を張って割りばしをぐりぐり回すとカエルの声が出るおもちゃを作ります。下の右の写真は、福岡のカナルシティーの民族楽器店チャイハネで購入したマンドック(ヒンズー語でカエル)です。木彫でリアルなカエルになっており、糸はナイロンテグス、胴体上部には丈夫な皮が貼ってあります。 ○こんなことが学べます 楽器の原理が学べるオモチャ作りです。糸を松脂で摩擦して音源としますが、音は小さいです。 広い空間に音を大きく出すために、蛙に振動面を大きくする紙を貼ります。弦楽器の胴の役目です。これを強制振動させて、空間とのインピーダンス整合を行い、効率よく拾い空間へ音を出します。 |
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○準備しよう 3Dプリンタで作ったカエル(胴体には大きな穴を開けている)、太鼓の皮の代わりの紙、竹箸等、爪楊枝、タコ糸(30cm程度)、松脂、やすり、半田ごて、押しピン ○作ってみよう @ カエルの胴体に丸く切った紙を貼ります。 A 紙の中央に押しピン等で穴を開けます。 B 爪楊枝等を折り、タコ糸を結びます。 C Bをカエルの下側から穴を通し、先端を直径1cm程度の輪にします。 D 予め半田ごてで溶かした松脂を塗った竹箸に、Cの輪を通します。 |
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○遊び方 糸をカエルの直前で持ち、ピンと張って何回もギリギリという音が出るまで竹箸を4回転させます。このとき出る音がアマガエルの声に聞こえます。 竹箸の端を持ち、ぐるぐる回転させるとセミの声に聞こえます。 強く回してカエルを飛ばさないよう、他の人と離れて遊びましょう。 動画が見られます。 |
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○開発にあたって 以前は紙コップをカエルやセミに見立てて作ってましたが、リアルなカエルが子供たちには受けるので、3Dプリンタでカエルを作りました。夏前や夏の科学工作に適しています。 |
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