光の壁(偏光メガネ1組版)

○こんな実験です
科学館等で使われている立体視用の偏光メガネを2枚使ったものを作ってましたが、ここでは1枚で有効に作れるものを紹介します。箱に組むと、中央に黒い壁が見られますが、実際は光が透過しないだけで、何も空間にありません。ここにペンなどを通して手品のように遊びます。

○こんなことが学べます
偏光の軸を直行させた偏光板では、光が透過できないことが学べます。

A4で印刷して使います。

参考:https://www.optics-words.com/kogaku_kiso/polarization.html
参考:https://www.optics-words.com/kogaku_kiso/polarization.html
○準備しよう 
A4厚紙に印刷した型紙、偏光メガネ、糊または両面テープ、はさみ、カッターナイフ

○作ってみよう
① 型紙に示したように、偏光メガネを切ります。
② カッターナイフやはさみを使って、型紙を切り取ります。折れ線に沿って折れ目をはさみの背等で軽くなぞっておくと、きれいに折れます。
③ 型紙にあるように、偏光板を組み合わせて貼ります。下の図にあるように、液晶ディスプレイの前に置くと、1つの窓では偏光の軸は直交しているのが分かります。


遊び方 
組み立てた箱の側面の穴に、鉛筆やボールペンを通して、壁を抵抗なくすり抜けることを示します。
○開発にあたって
公立鳥取環境大学科学部初代部長の三好正隆君(私のゼミ生。現愛媛県公立中学校理科教師)が、偏光板1枚ものの設計図を考案しました。無駄なく偏光板を使用できる優れものです。