フォーレ ピアノ四重奏第2番 Op.45
第3楽章
ホントのこと言うとね、初めの1小節から、「ちがうちがう こんなんじ
ゃないや」と思いながら、最後までずるずるとやってしまったのがこの
MIDIなんです。この曲のことはよくわかっている。けれど人に説明でき
ないし、曲で示すこともできないというジレンマ。
この曲の録音で有名なのは、エンジェルレコードから出ていたロン・ティ
ボーのもの、ユボー・モンブランのもの、コラール・デュメイのものなど
があり、それはみんな聴いてはいましたが、MIDIを作る際はほとんど
聴きませんでした。自分で納得する範囲の演奏をしたかったから。そ
れに本格的な演奏を聴くとやる気がなくなることが予想されたから。
変な喩えかもしれませんが、「物真似上手」だった100年前の日本人が
これが本格的な西洋画ですと言って描いた貧相な作品のようなもの?。
あるいは中学生の作文。苦心した跡というか、楽しんだ形跡が見えれば
幸いです。後半、最後の部分だけが自分としては気に入っています。
凝りもせず、次はこの曲の中で一番有名な第2楽章に進むつもりです。
参るぞサンチョ・・・