SCHUMANN 1810〜1856 OP82「森の情景」より
第3曲 寂しい花(Einsame Blumen)
森の中のとある場所に、小さな花が咲いている。
ここでもやはり風がサワサワと吹いていて、花たちが揺れ動いている。
楽譜には演奏は《単純》にと書かれているし、そうでなければいけ
ないとは思うものの、《単純》も難しい。
ずいぶんゆっくりしたテンポにしたのは、ゆっくりと孤立した音の並び
が小さな花の揺れているのにふさわしいと思ったから。けれど、途中
でテンポは上げざるを得なかった。
4分の2拍子は、花と花がぶつかり合う音。歌いすぎるとこの音が
きこえなくなる
でも、この曲でも伴奏が少しくどい感じになっちゃったかも。