G.フォーレ 歌曲「揺りかご」の歌詞
OP23−1 1879
Les berceaux(揺りかご)
長い岸壁で 大きな船たちが、 | |
うねりに揺れ 静かに身を傾けている、 | |
揺りかごの見守りを怠ってはいけない、 | |
女性たちの手の釣り合いに委ねられた。 | |
しかし別離の日はやつて来るだろう、 | |
それ故、女たちは涙を流すだろう、 | |
そして男たちは水平線の彼方に試みられ、 | |
そこに誘い込まれることに好奇心を抱く。 | |
そして、その日、大きな船たちは、 | |
港から遠ざかり、消え去っていく、 | |
繋ぎとめられた一団の船団は、 | |
遙か遠くにある心情を揺りかごとして感ずる。 | |
シュリー・プリュドム |
これも暗い曲。だがとても優しい曲。 全く偶然ですが、二三日前に脳の癌でいなくなってしまったふるい友人にこの曲を捧げることにします。本人はたぶん「あ そう」なんて言って喜んだそぶりを見せないだろう・・。次は俺の番だ よく歌えた曲の指標。それは聴いているとのどの奥から、舌にかけてムズムズとしたかゆみが走ることだ。それが言葉となっていつかほとばしり出そうな気がしてくる。熱い思いと言ってもいいのかも知れません。今回の場合はその点60点ぐらいか^^; |