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5Sとは |
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企業内を、整理・整頓・〔躾〕・清掃・清潔にしていくことで、安全な職場にして、楽しく働けるようにしよう、快適な職場にしようという社員全体での活動です。
・・・・・その中でも〔躾:改善を続ける〕がとても重要なのです。 |
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5Sは組織では出来て当たり前のこと
......しかし、組織の中では次の様な事が起こり始めている |
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- 朝、組織に来て「おはようございます」の挨拶が少なくなったり、又は無くなっている
- 組織を退社する際に「お先に失礼します」「お疲れ様です」の言葉が少なくなったり、又は無くなっている
- 禁煙の場所で喫煙している 等
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時代は5Sを必要としている
......何故ならば |
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- コンビニや駅の前であぐらをかいて座る若者を見ていい印象でしょうか?
- 電車の中で大声を出して携帯電話で話している様子を見て気分は良いでしょうか?
- 盆休み時期の行楽地のニュースで、ゴミが散乱している様子を見て、その行楽地へ行きたいと思うでしょうか?
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5Sのこんな経験ないだろうか? |
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- キレイに片付いている店に入ると気分が良い
- キレイに掃除している店に入ると清清しい
- 店員のマナーが行き届いていると気分が良い
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即ち、5Sの実施職場は、顧客にとっても社員にとっても良い印象を持つものなのです。 |
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5Sを実践すると何がどうなるのか? |
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5s:躾の充実・・・・・・Action |
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躾は整理,整頓,清掃の3現、3即、3徹を反復して「継続的改善」が出来るよう訓練する事です。 |
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3現:(@現場 A現物 B現実)
3即:(@即時 A即座 B即応)
3徹:(@徹頭 A徹尾 B徹底)
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- 手順遵守でミス防止,良品を安全に提供し続ける
- 教育は、手順の説明(手順を頭で理解する)
- 訓練は、手順の反復練習で継続 (手順を体で覚える)
- 上司の熱意と部下の謙虚さが、職場を変える
- 「決まりを守る」「決まりを変える改革の姿勢」を作り上げる事が重要
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1s:整理の実施・・・・・・Plan |
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整理とは、職場の不要、不急の「物や資料」を排除する事です。 |
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- ムダな「物や資料」を無くして管理する対象を減らす
- 職場の業務の質で困っている事を洗い出す
- 洗い出した内容を更に分類する〔不良の顕在化〕
- 質で困っている事の発生率や頻度を記録する
- 「赤札作戦」で不要,不急品の排除をする
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2s:整頓の実施・・・・・・Plan |
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整頓とは、不良の発生源対策〔再発防止〕を継続する上で、管理水準を下げずに簡素化する事です。 |
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- 業務効率改善のために整頓をする
- 業務効率改善の「物&資料」の配置を軸に再配置をする
- 人のムダな動きを無くす為の物&資料の配置を考える
- 物のムダな移動を無くす為の配置を考える
- 業務分析フローで業務動作や流れを見直す事が必要です
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3s:清掃の実施・・・・・・Do & Check |
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清掃とは、設備やファイルの・清掃・点検を実施する事です。 |
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- 故障・不良・ミスの起る所、可能性のある所を指定
- 清掃活動を継続し不良発生源をチェックリストにする
- 不良の発生源を除去する〔再発の防止〕
- 品質と清掃・点検の関係を分析し、管理点を示す
- 清掃活動は清掃活動日報に記録する
- 清掃と不良発生率、頻度の相関の定期確認をする
- 組織の周辺も清掃で、地域社会と共存共栄にする
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4s:清潔にする・・・・・・Check |
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清潔とは、手順書化する。又は、既存の手順書の改版を行う事です。 |
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- 3sで管理する所を決める
- 3sで管理する判断基準を決める
- 3sで監視する巡回の頻度を決める
- 3sの監視で異常を発見の場合の対処方法
- 5sの記録様式〔チェックリスト〕の指定
- 組織周辺も3sで清潔、地域社会に喜んでもらう
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以上の結果、Plan−Do−Check−Actionのサイクルが運用できる事となります。 |
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時代は教育と躾の充実を要求しているのです |
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個人主義・成果主義・能力主義の現代は、個人の業務スキルや個人の躾に目が向いてしまうのです。
仕事の質は、見た目での判断が最初である。
TPOに応じた身だしなみは事故・災害の精神的な基本の予防であると同時に、TPOに場違いは、あなたの会社、あなた自身への心証を低い先入観で評価される事になるのです。 |
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教育と躾は、最近内容が変化してきているのです |
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報告・連絡・相談に「部下の意見」が入っていますか?
かつての躾は、金太郎飴の「画一的」「没我的」「無個性」を強要したが、現代の教育と躾は、個性を活かすことに重点を置いています |
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報告・連絡は「ありのまま」を伝える事で、相談は「上司の指示を伺う」というのが現状である。
つまり、相談に、部下との意見交換や、対話が極めて少ない状況にある。 |
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では、個性を求められながらも、協調できる「教育と躾」とはどのようにするのだろうか? |
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答えは、質問して育てる・ほめて育てるのである |
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「質問して育てる・ほめて育てる」とはどうすれば良いか? |
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- 部下からの報告・連絡・相談に対して自分の考えを示したら,続けて「キミの意を教えてほしいそのことについてどう思うか?」と聞き返しているか?
- あなたは、部下から良い提案が聞けた場合、「ありがとう」だけの褒め方ではないだろうか?
- 褒めてヤル気になるのは、従来の以心伝心ではなく「○○クン、〜に対する□□の提案を出してくれて、ありがとう」と理解していることを示す言葉が求められている
- 個人の存在を認めるには、個人が何についてどのように考えているかを真剣に耳を傾け・目を向ける必要があるそのためには、質問(聴く&訊く)することが大事になる
- 相手のやる気を高めてあげるためには、存在を認める意味の褒めることが必要になる
- 私はあなたに◎◎をコミットメント〔約束〕します,あなたは私に何をコミットメント〔約束〕してくれますか?の対等な質問でコミュニケーションができること、が重要である
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社員の教育・躾と業務の質の向上は組織目標に直結する |
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5Sの実践の急所 |
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5Sの実施は、5s:躾がカギを握っている |
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- 整理・整頓・清掃・清潔・躾で、人間の人格・意志に関与するのは「躾」(教育・訓練)である。
- 整理・整頓・清掃・清潔は、行為・状態である。
- つまり、個性を生かす躾(教育・訓練)は、上司と部下が1:1の状態で個人を認める(受け入れる)ことから始まる。
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1s:整理、2s:整頓して仕事をすることは? |
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- 整理・整頓すると、モノ・情報を探す手間が省け,業務の効率改善・生産性が向上する
・・・〔業務の段取りの質の改善:仕事は段取り八分で決まる!〕
- 不必要なものを捨ることで、スペースを有効利用できる
- キレイな職場で仕事をすると気分が清清しくなる
- 目で見る、三定の看板:
@ 定位置:定められた場所に・・・場所,所、番地の表示
A 定品目:定められた物を・・・品目,棚,物の表示
B 定量表示:定められた量だけ・・・量,最大,最小の表示
が整頓の要
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工場レイアウトの例を下記に示す |
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3s:清掃はリスクマネジメントの一環?? |
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- 設備&資料を清掃(メンテナンス)することにより、
機械設備の不良箇所、消耗品の消耗の具合
現在無効な文書、長期、未使用の文書の発見
・・・・・・・・・・・・・・・・・・などが確認できる。
- これは、設備&情報の点検・メンテナンスとなり、設備損傷による労働災害,ラインのストップを予防し、情報有効活用でのリスク管理ができる
- 毎日5分間〔清掃&点検&保全〕
- 5S写真掲示/月〔前⇒改善後⇒維持〕
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4s清潔で不良の防止と・確実な仕事をする |
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- 整理,整頓,清掃を徹底的に遣って、清潔にする
- 3s清掃の歯止めの仕組みが清潔です
- 清潔の仕組みとは・・・・
- なぜ整理⇒不要物が出るから⇒不要物の出ない仕組みにする
- なぜ整頓⇒もとに戻すから⇒もとに戻さない仕組みにする
- なぜ清掃⇒仕事で汚れるから⇒仕事で汚れない仕組みにする
- 手術の際には、医師・患者共に3sを維持し、清潔を保つ。
そうしないと、患者に別の病気を持ち込む事につながるのです
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まとめ:5Sの実施はISO9001・ISO14001導入の・基本・原点 |
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ISO9001 |
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- 自社の手順を守り、業務の質を継続的に改善する
- 業界の標準的内容も踏まえて決まりごとを守る・・・躾との連動
- 是正処置で根幹原因を追究してしていく
- 無駄な手順を見直してルールを有効に簡素化する・・・4S・整理・整頓・清掃・清潔との連動
- 予防処置の実施・・・5S・整理・整頓・清掃・清潔・躾との連動
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ISO14001 |
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- 自社の手順を守り、環境改善業務を継続的に行う
- 清掃で、整備不良を見つけ、設備のライフサイクルを長くする。
無効、不要な文書を改訂、廃棄する・・・4S・整理・整頓・清掃・清潔との連動
- 挨拶をきちんと出来ることでの顧客満足の向上は利害関係者との関係を維持する・・・躾との連動
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