数少ないジャズのフルート奏者/ジェレミー・スタイグ。
彼に始めて会ったのは、3年前の松本英彦追悼コンサートであった。
鳥取、広島、青森とツァーに同行し、いろいろと会話した。
私もいつもスケッチしているので、アーチストである彼と
意気投合し、互いのドローィングの話になった。彼はよく
竹ペンを使っていて、後でその何本かを使ってみてと
プレゼントしてくれた。お返しに私は筆ペンをプレゼントした。
かつて、ビル・エヴァンスが共演を頼み、実現したこのアルバムは
あまりにも有名。「So what」の演奏は特に度胆を抜かれる。
まさにクレージーな程、凄い!!もちろん、倉敷での
エディ達との演奏も素晴らしかった。
彼のお父さんウィリアム・スタイグはNYで最も有名な漫画家と聞く。
お母さんもアーチストで、芸術家の家系にある彼は音楽を演奏しても
アートを描いてもちょっと変わった才能である。
彼とアートの話をしていて、しあわせを感じた。
同じくビル・エヴァンスを最も長く支えたエディ・ゴメス。
マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」のドラマー
ジミー・コブも素晴らしい。一流には一流の理由があると
演奏を聴き、感動をし、そう感じた。ありがとう、
エディ・ゴメスカルテット。
エディの弓の演奏はクラシックを聴いているような上質な
音色を感じた。凄い、美しい!彼等の活動は歴史であり、
今彼等と共にいるこの時間は、まさに至福の時であった。
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ジェレミー・スタイグが プレゼントしてくれた イラスト作品
いつも子供のようで、好奇心旺盛、
クレイジーなジェレミー。
憎めない人物である。彼の絵は
自由奔放で、何一つためらうことなく
線を走らせる。モチーフはくねるように、
踊るようにデフォルメされそれが彼らしい。
必ず自画像らしき人物がいる。
フルートを吹く人はきっと彼自身だろう。
愛する「愛猫」もよく登場し、
いい味を出す。おっぱいを
露にした女性は彼女?
彼にかかると女性もくびれた
ベースも色っぽい。色使いもド派手で
ピンクやブルー、黄色とにぎやかだ。
整理されていない猥雑さが
彼の特徴と言えよう。
やっぱり、作品はその人そのものだ。
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