HP作成のための基礎知識(NoFrame)
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この文書は「インターネット教育利用研究会」が、活動報告書として提出した文書の一部を元にインターネットのHTML形式の文書に再構成したものです。
ホームページ作成のための基礎知識
インターネット教育利用研究会 勝原雅人
1.開設の目的およびアイデンティティの確立(^_^;)
ホームページを作成するにあたって、まず何を他人に見せたいのかを自分の頭の中で整理しておく必要があります。結局はインターネットのホームページというのは、誰かが何かの目的を持って(時には目的がないこともありますが)世界中のホームページの中から自分にとって興味・関心を引く情報を探してたどりつくものなわけです。したがって、そのホームページを開設した理由なり目的などがはっきり示されていないと、その内容を見てもらえないまま情報の海の藻屑(またの名を水の泡)となってしまいます。今回のホームページは「科学遊び広場」のPRと活動報告が主な目的です。タイトルに「科学遊び広場」と、大きく書くことによって興味関心のある人の目を引きつけるようにしました。
2.素材つくり・集め
ホームページで発表する内容がある程度決まったら,つぎはコンテンツ(中身)を「作る」か「探す」かしなければいけません。基本的にはワープロやエディターで文章を書くことと,図表をスキャナで取り込んだり,デジタルカメラなどで写真を撮ったりすることになるでしょう。私の場合には最近フィルムスキャナを買ったので,塩銀写真(普通のフィルム)のネガから画像データを取り込んだりもしています。さらに,「ビデオキャプチャー」といって,テレビやビデオから画像を取り込むこともできます。動画対応の拡張ボードを使えば動画(ビデオ)を取り込んでホームページ上で公開することもできます。ただし,画像や動画を使うときには後述しますように,データの容量に気を付けなければなりません。
自分でパソコンやワープロに打ち込んだ文書や,他人のものでもパソコンやワープロで編集された「ファイル」になった文書(フロッピーディスクなどに保存されたもの)があればそれを素材に直接ホームページを作ることができますが,手元に紙に印刷された文書しかない場合にはOCR(Optical Character Reader)と呼ばれる文字読み取りソフトを使って,スキャナ等で取り込んだ画像イメージをテキストファイル形式に変換することができます。
「科学遊び広場」のホームページでは足利先生が研究会発表用に作成されたレポートをもとに再構成されたワープロ文書をいただきましたので,それを活用させていただきました。
この段階でもっとも気を付けなければならないのは「著作権(Copyright)」です。自分で全ての文章をつくり,画像も自分で描き,写真を使う場合は人物を一切入れない,登録商標を勝手に使わない,といったことを心がければこの「著作権」を侵害することはないでしょう。皆さんは「著作権」についての知識もすでにおありでしょうから,詳しい説明は省略しますが,要するに他人の権利を侵害することがないように気を付けることです。写真の場合には「肖像権」の問題になります。
とはいっても,自分で全てのコンテンツを作成するのはとてもたいへんです。そこで,いくつかの注意をすることによって様々な素材を活用することを考えましょう。たとえば,ホームページ用素材集としてCD−ROM付きの書籍が何冊か市販されています。常識的な範囲で使う分には,そのCD−ROMのデータは自由に活用してホームページ上で使えます。他人の文章を使う場合にはその著作者に了解をとることはもちろん,出典を明記するのがマナーでしょう。写真の場合には,アップで写っているものを公開するのであれば当人の了解が必要でしょうし,場合によっては何かお礼をした方が良いかもしれません。遠景や集団として写っている場合には,基本的には特別な了解を得る必要はないと思われます。
3.HTML文書の作成
素材がそろえば,あとはパソコンのワープロソフトや,ホームページ作成支援ソフトを使って実際にホームページを作成していくことになります。コンテンツさえ完備していれば,この段階では「切り張り」と微調整の繰り返しです。ページの構成や配色等はもう「センスの問題」と言っていいでしょう。手書きで素敵な「ちらし」や「新聞(通信)」が作れない人には素敵なホームページは作れないと思います。これは,音楽や美術と同じでしょう。いくら「パソコンを使えば手軽にアートできる」といわれても,実際に誰でも高水準な作品を作ることができる訳ではないのと同じことです。
とはいっても,最初からあきらめてはいけません。音楽やグラフィックスと違って,ホームページの構成は,他人のホームページを参考にしてコンテンツだけ変えていけば,かなりものもができます。いろいろやっているうちにオリジナリティがでてくるはずです。…なんていっている私も他人に自慢するような,センスのあるものはできてませんが。
とにかくいろんなホームページを見て勉強しましょう。
4.画像の種類と活用
インターネットのホームページの特徴は何といっても画像が使えるということではないでしょうか。パソコン通信などのテキスト主体のシステムと比べると,意見交換などする場合に様々な不自由があるにもかかわらずインターネットが様々なメディアで注目されているのにはこの「ぱっと見た目が良い」画像に一因があるものと思われます。しかし,ホームページ上で画像を扱う場合,知っておかなければならないことがいくつかあります。
○画像フォーマットについて
一般にホームページ上で使われる画像フォーマットには大きく以下の2種類があります。
◎GIF(ジフまたはギフ):
256色の画像フォーマットで,簡単な図やクリップアート的なものに適しています。GIFフォーマットの中には「透過GIF」といって,1色を透明色に設定できるものや,「インターレス表示」といって,表示するときに荒いモザイクのような画像から徐々にはっきりした画像になっていくような表示方法を設定できるものがあります。また,「アニメーションGIF」と言われるパラパラ漫画的な表示をおこなうフォーマットもあります。
◎JPEG(ジェイペグ):
基本的にフルカラー(1600万色)の画像フォーマットで,写真などの画像はこの形式で扱われることが多いようです。このフォーマットはデータをかなり高度な方法で圧縮してあるので,データ量を小さくできますが,圧縮率を上げすぎると画像がモザイク状に乱れるという欠点があります。JPEGにもインターレス表示できる「プログレッシブJPEG」というフォーマットがありますが,透過色の設定はできません。
○画像のサイズについて
ホームページ上に画像をたくさん置くと華やかで美しくなりますが,注意も必要です。大きくて色数の多い画像はサイズが大きくなります。サイズが大きくなると転送するのに時間がかかります。そうすると,ページが表示されるのに時間がかかるようになります。インターネットのホームページを見ているときに待っている時間というのは,ほとんどこの画像を受け取っている時間なのです。特に通信速度のあまり早くない環境で通信している人の場合金銭的な負担のこともありますので,あまり時間のかかるホームページは好まれません。
また,たいていは一人(1契約)でホームページ用に確保される容量には2MBとか5MBとか制限されています。あまり容量の大きな画像をたくさん登録してしまうとそれが一杯になるなんてこともあります。
静止画ならば容量が大きいといっても,たかがしれていますが,動画になると驚くほど容量が大きくなります。時間を短くするとか,サイズ(縦横)を小さく制限するとかモノクロ映像にするとか,容量を減らす工夫をしなければなりません。
○背景
ホームページの印象を良くするものに「背景」画像があります。小さな画像を用意しておくと,それを縦横に連続して文字や貼り付けた画像のバックに一面に敷き詰めて表示されます。しかし,これも注意しなければ文字などが見にくいページになってしまいます。コツとしては,背景の画像を@明度を上げて白っぽい画像にする。A逆に明度を下げて黒っぽい画像にする。B彩度やコントラストを下げてめりはりのない画像にする。…といったようなことを心がければ,問題が少ないように思われます。
5.ハイパーリンク
インターネットのホームページ(HTML文書)の特徴として,「ハイパーリンク」ということも挙げられると思います。「ハイパーリンク」とは,マウスでクリックすると別のページにジャンプしたりする動作のことです。基本的にインターネットでつながっているどのコンピュータ内に登録されているどのデータともリンク(繋がり)できます。したがって,関連する別のホームページ等にリンクを設定して(張って)おくと,その話題に興味関心ある人が活用してくれるようになりますし,ホームページ作成者自身もホームページを移動などするときに,いちいちURL(http://www.****** とかいうもの)を入力しなくてもマウスのクリックでネットサーフィンできるようになって便利です。
リンクの登録は基本的に自由にしてかまわないものですが,自分のホームページ内にリンクの登録したときには,事後でもリンク先のホームページ作成者に了解を得るのがエチケットというものでしょう。また,画像などをハイパーリンクで登録しておくと,他人のホームページの画像を自分のホームページ内で使うこともできるのですが,やはり著作権の問題などもあり,常識を疑われることのないように気をつけたいものです。
6.その他
ホームページを作成するにあたって,他にもいろいろな注意事項などがありますが,その中で特に知っておいていただきたいことを数点記しておきます。
○CGI
CGI(Common Gateway Interface)とは,ホームページなどの登録されているコンピュータ(サーバー)を直接操作するプログラムのことです。これを使うと,ホームページ上でHTMLだけでは実現できない様々な対話式のやり取りなどができるようになります。基本的には多くのホームページに見られるアクセスカウンターなどもこのCGIを利用したものです。しかし,CGIを無制限に使われるように開放してしまうとセキュリティー上の問題があるため,使用を許可していなかったり制限しているサーバー(プロバイダー)が多いようです。
○JAVAとJAVAスクリプト
ホームページ上で様々な操作ができるようにするためのプログラミング言語です。プログラミング言語であるにもかかわらずハードウエアの種類に依存しないため注目されています。高度なものになるとホームページ上でワープロや表計算のような機能をもったものを作ることもできるようです。「JAVA」はプログラミング言語で,HTMLとは別ファイルとして作成するのですが,「JAVAスクリプト」は,HTML文書の中に書き込む,ブラウザを操作するためのコマンドで「JAVA」と比べればできることに制限は多いのですが扱いは容易であるという特徴があります。…ただ,これらについては私もまだ実際には扱ったことがなく,研究段階であります。
○ネチケット(http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/togane-ghs/neiquette/rfc1855j.html)
ネットワーク上では基本的には意見のやり取りは文字を使っておこないます。また,匿名にすることも可能です。そのため,場合によっては不用意な発言で他人を傷付けたり犯罪に発展したりすることもあります。そこで,ネットワーク上でも一定のルールを守って楽しく通信ライフを送ろうということでまとめられたのが“ネット上のエチケット”略して「ネチケット」です。一度は目をおいて通してください。
○ファイル名に注意
私もホームページを登録してみるまでは知らなかったのですが,インターネットに接続するコンピュータはUNIXというOSを使ったものが一般的で,このOSは,ファイル名の大文字と小文字を区別するらしいです。したがって,「Index.html」というファイルと「index.html」というファイルは別物として区別されるそうです。ホームページの最初のページは「index.html」という名前で登録することが一般的で,そうすれば,ファイル名を省略してもそのホームページにアクセスできるということもあって,基本的にはファイル名には小文字を使うことが常識とされているようです。
あと,拡張子もできれば ".htm" ではなく,".html" にした方が良いようです。Windows95以降であれば拡張子に3文字という制限はありませんので,それほど問題はないと思われます。ただし,エクスプローラーなどで,「拡張子を表示しない」設定にしていると,そのあたりでトラブルの原因となりますので注意して下さい。
○日本語使用の問題点
もともとインターネットはアメリカで始まったものです。当然日本語(2バイト文字)の使用など考慮に入れられていませんでした。したがって,インターネット上で日本語を使うと問題が生じることがあります。たとえば,URLに日本語の入ったものを指定しようとすると,文字が化けて表示されたり,入力できなかったり,認識されなかったりします。また,これは考えてみれば当然のことではありますが,一般の(英語仕様の)パソコン(OS)とブラウザで日本語のホームページを見ようとしても文字化けの嵐で,全く読めません。インターナショナルのページを作ろうと思えば,英語(7bit code)でホームページを作るか,日本語は画像データとして取り扱うかのいずれかになると思います。
そうはいっても,実際には国内対象のホームページであれば日本語で作成した方が良いのは明らかですので(英語版のページも併設できればなお良い),気をつけることとしては,ファイル名やディレクトリ(フォルダ)名には必ず半角英数字を使うということぐらいでしょうか。
○BASE64
インターネットでメール送受信をする場合には,たいてい「BASE64」という形式に変換されています。これは,インターネットメールで送受信されるのがテキストばかりと限らないため,画像やプログラムなどを一時的にテキスト形式にして送受信するプロトコル(転送方法)が採用されているためです。一般的なインターネット同士のメールのやり取りでは,ブラウザやメーラーがそのへんの変換をきっちりしてくれるので問題ありませんが,パソコン通信(Niftyserve等)等との間でメールのやり取りをするとこれが問題になることがあります。変換用のソフトなどもありますので,読めない暗号メールが届いたときには「ウイルス」を疑うと同時に,このデータ変換がなされている可能性もあることを疑ってみて下さい。
使用機器
イメージスキャナ
EPSON GT-9000WINP(at AOYA h.s.)
SHARP JX-250W2
デジタルカメラ
使用ソフト
エディター
WZ Editor 2.0
MS-WORD 7.0 + Internet Assistant 2.01
ブラウザー
MS Internet Exploler 3.0
Netscape Navigator 2.1
グラフィックエディタ
FTP(転送)ソフト
OCR(光学的文字読み取り)ソフト
読んdeココ!(AI-Soft)
e-Typist(メディアドライブ)
参考書籍
デジタルクリエイター養成講座 技術評論社
HTMLハンドブック ナツメ社
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