インドトイレ事情


「インドのトイレは、汚れてるよ。紙はないし、水は流れないし、扉のないところもあるよ。」
いろんな情報が入ってきた。で、実際はというと・・・。
水洗のところもあるし、そうでないところもある。水洗のところは便器&便座付き。トイレットペーパーが備え付けのところもある。(でも、ないところが普通。)
水洗とはいっても、水の流れはすこぶる悪い。

デカン高原のモーテルのトイレは、溝があって、足を乗せる板が置いてあるだけのもあった。 扉はなく、カーテンで目隠しがしてある。写真は、列車のトイレ。いちおう、水洗。扉もついてます。ボンベイの石窟のトイレは、同じタイプだったけど、扉付きの個室だった。
で、手おけに水を汲んでいって、終わったら流す。
日本の習慣で、ポケットティッシュを使うんだけど、これを手おけ一杯の水で流すには、慣れないとたいへん。どうしても排水溝に詰まらせてしまう。
結局、旅の最後の頃には、使ったティッシュは少し厚手のビニールパックに入れてホテルに持ち帰り、捨てていた。

幸い行ったところのトイレはどこも、掃除がゆきとどいていた。インドなりに。日本にだって、二度と足をふみいれたくないような、トイレってあるものね。とくに、野外では。そのことを思うと、お兄さんが、あるいはお姉さんが定期的に床を流してくれて、掃除してくれているトイレは、有料(1ルピーか2ルピー)でも、「綺麗にしてくれてありがとう。」って、気持ちよくコインを渡す気持ちになる。

エレファンタ島では、お兄さんが、掃除をしてくれてました。ここは、5ルピーも「とられた」。これは、ちょっとムッっときた。でも、「ちょっと待ってよ。掃除中だから・・・」と言っているのに、無理に入っちゃったからな。お兄さんのほうこそ、ムッときたのかもしれない。




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