ネパール雑記帳

 スーパー大好き!の私は、ネパールでもやっぱり、スーパーマーケットはチェック。カトマンドゥのホテルに近くにあるカトマンドゥバザールで、買い物かござけでブラブラ。私は豆好きである。だからネパール料理のダルバートは、とっても幸せ。もちろんスーパーでの買い物も豆。もうひとつ、感激したのは、圧力鍋のサイズの豊富さ。日本ではちょっと探せない、3リットル以下の小型鍋が揃っている。「きゃぁ〜、欲し〜い!!」でも、鍋を背負って日本に帰る我が姿を思うと・・・。あ〜ぁもう一度、カトマンドゥに行くことがあったら、今度こそ、あの圧力鍋をGET!!と企んでいる。

 カトマンドウの旧王宮の広場では、ちょうど、コンサートをやっていた。若い人たちでごった返している。やっぱりサウンドはロックっぽい。「ネパールのポピュラーミュージックよ!」とサリーを着た若い女性が音楽に合わせて身体をゆすりながら言う。「いいね!彼らかっこいいよ。私、この音楽好きだなぁ。」と私。彼女もにっこり。

 ネパールでの滞在を終えて、空港へ向かうバスの中、ガイドさんが、こんなことを言っていた。「ネパールはまだまだお金持ちの国ではありません。地方へ行けば、今だに自分の生まれた年すら知らない人がいます。文字が書けない人もいます。でもね、「お金」持ちではないけど、「心」持ちだと思っています。」心持ちかぁ。ネパール人のガイ゙トさんが、日本語で考えたネパールをひとことで表す言葉。な〜んかいいなぁ、この言葉。こういうの日本語でどんな言葉で言い換えるといいかなぁ。ティミで出会ったおじいちゃんも、バスにお兄ちゃんも、町のこどもたちも純朴で優しかった。確かに「心持ち」の国かもしれない。

 中世の摩訶不思議なラビリンスの中で、垣間見た暮らしは、けっして富に恵まれているわけでも、おしゃれでもない。だけどゆっくり丁寧に時間を使っているように思えた。旅のスケジュールは相変わらずせわしないものだったけど、心はたっぷりと休養させてもらった気がする。

 2004年、さて次はどこへ旅してみようか。そんな元気がもどってきた。