8ビットのパピー製販A/Dコンバータ”AD232”が,このたびrarannjya氏により,Windows上で動作するようになりました。これで,MS-DOSでの資産が継承できます。
 Windowsになって,多くの計測機器が使いにくくなりましたが,特に学校関係に多く出ているA/Dコンバータであり,理科の計測実験の他に,中学校の技術家庭科で必修となった情報基礎の計測制御での活用が可能になります。
 下のプログラムは,DOS/V機用です。ただし、ポートはCOM1です。COM2の場合は、1019,1020,1022 のところが、763,764,766
になります。
ノートパソコンでは、電圧が低く、そのままではつかえないことも予想されます。私のリブレット60では,バッテリーモードでは、POWERのLEDを外して、直結(ショート)しないとだめでした。左写真の下部のLEDの足をショートします。簡単には両足に導線を巻き付けてハンダ付けするだけでOKです。ただし,リブレットでは,電源100Vに接続すると,改造なしで動きます。写真は+inに銅板,-inに亜鉛板を接続して,これらを水に付け,生じる電位差を測定する実験の様子です。金属の組み合わせをいろいろ変えると,電池の電極にふさわしい組み合わせや,イオン化電位の学習ができます。私は,錫板を用いて,銅,錫,亜鉛のうちの2枚の組み合わせで生じる電位差の間の関係を学ばせています。
以下にrarannjya氏により修正された電圧測定用のプログラムを示します。repeat の部分を展開したほうが、少し速くなるかもしれません。言語はロゴ坊(兼宗氏によるフリーソフト)で書かれています。入手先はロゴ坊のホームページです。
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to Volt
        ;com1ポートの場合のアドレス設定
        make "PAH 1019  
        make "PAC 1020  
        make "PAD 1022  
        ad232           
        print :ad
end
to ad232
        make "AD 0
        out :PAC 1
        out :PAH 3
        out :PAH 67
        make "d 1
        repeat 8 [
                out :PAC 1
                out :PAC 0
                make "RS remainder inp :PAD 64
                if ( :RS < 32 ) [ make "AD :AD + :d ]
                make "d :d * 2
        ]
        make "AD :AD * 5.0 / 255.0
end
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