○こんなことが学べます 風車が風向きによって自分で向きを変えるしくみや,効果的に回転させるための羽根の形や大きさなどを学ぶことができます。 ○こんな仕組みです アルミ缶の側面の曲がりが羽根を飛行機の翼のような形状にして揚力を発生し,各羽根の同一方向のねじれによって回転する力を産みだします。 バックウィンドウ式(清水谷繁氏命名)と名付けられた方式で,羽根の回転面が風に垂直になろうとする性質(このときが一番安定である)が,羽根の軸が支柱から離れているために有効にはたらき,風車は風の向きを自動的に拾います。 |
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○準備しよう アルミ缶(350ml),型紙,ビス・ナットのセット(直径5mm),ビーズ,針金ハンガー,ストローまたは野菜の支柱,のり,金切りはさみ,ラジオペンチ,ドリル,やすり ○入手先 ビス・ナット:ホームセンター,ビーズ:手芸店 ○作ってみよう @アルミ缶の底に5mmのキリでドリルを用いて穴をあけます。 ドリルが無いときは,釘を金槌で打ち込んで穴を開けることも出来ます。 Aアルミ缶の側面に,缶の底にあわせて,のりで型紙を貼り付けます。 B缶の飲み口側に金切りはさみの先を押し込み切り落とします。 C缶を型紙の実線に沿って切りとります。点線を切らないように注意しましょう。 D缶を点線に沿ってラジオペンチでつかみ,折り曲げる。 E羽根の先端の角を,はさみでを丸く切り落とします。 F切り口をやすりでこすって整えます。 G缶の中央の穴に,ビス(あらかじめセンターに,針金ハンガーが通る穴を開けておく)をとおしてナットで締め付けます。 H針金をビスの穴から通し,ビーズを入れて,先端を曲げます。 I針金を羽の長さより1cm長いところで90°折り曲げます。 J針金をストローや支柱に刺して支持します。 ○製作の注意 @ドリルで穴を開けるときは,大人の人にやってもらいましょう。 A羽根の長さ+1cmで折り曲げると,風車がとてもよく風を拾います。 ○遊び方 ストローの部分を持って走ったり,支柱を土に埋めて庭のモニュメントとすることができます。 ○こんなこともできるよ @500mlのアルミ缶に変えるとどうなるだろう。試してみよう。 A羽根に発電機をつけて ○気をつけてね アルミ缶の先端で指を切らないように注意しよう。 |
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○開発にあたって この工作は,米子在住の発明家,清水谷繁氏の考案です。 ○キット販売について NPO賀露おやじの会(連絡先: 理事長 藤田充 mfujita@ncn-t.net)でキットを製作販売しています。 アルミ缶無しキット:200円 加工アルミ缶付きキット:300円 実用新案申請済み |