●どんな実験なの 紙コツブはとてもよく音を大きくしてくれます。紙コップに、いろんなふるえるものをくっつけると楽器になります。 紙コップの底につけた絹糸を、松ヤニをつけた指でこすると、笑い声のような昔が出ます。こすり方や、糸の材質を変えて、音の変化を楽しんでみましょう。 次に、この絹糸をつけた紙コップを、意図の長さを変えて貼っていきます。すると、音階を作ることができます。これが紙コップハープです。 l原理】絹糸を、松ヤニやぬらした指でこすると、指と糸との摩擦によって、糸に摩擦音の振動が生じます。これが紙コツブに伝わると、紙コッブは糸の振動のエネルギーをうまく周囲の広い空気の振動に変えてくれます(これを電気の世界に例えて、インピーダンスマッチングといいます)。糸だけだと、音はほとんど聞こえません。これが楽器の原理になります。 |
三重県へ貸出中 |
|
●実験の仕方とコツ 【準備】つまようじ、押しピン、水またはマツヤニ、絹糸、ハープの腕や台となる角材またはアングル材 【方法】 @紙コップの底の中央に押しピンで穴をあけ、絹糸を通します。紙コップの口の方は、直径方向に2カ所穴をあけ、糸を通します。 A絃の糸の長さを変えてハープの台や腕に糸を固定します。 B松ヤニをつけた指で演奏します。 【発展】 絃をはじくと太鼓の音に聞こえるよ、弾き方や糸の材質を変えて、音の変化を試してみよう。 ●気をつけよう 大きな音がするので、まわりの人の迷惑にならないようにしましょう。 |
||
○開発の経緯 埼玉の科学の祭典で紙コップに糸を取り付け,指をぬらして鳴らしていました。糸の長さで音階が付くことが分かり,できるだけ糸を長くできる楽器ということで,ハープに仕上げました。 |
最初に作ったプロトタイプ |