糸電話の糸をゆるいつるまきバネに置き換えると,エコーがかかる糸電話になります。いろいろ材料や形を工夫して,よく聞こえるように改良してみよう。
【テーマ】 エコー電話
【目的】 エコー電話を製作し,声(弾性波)が反射して往復する様子を観察する。
【準備】 紙コップ2個,つるまきバネ,ラジオペンチ,コンパス
【原理】 2つの紙コップをつるまきバネで結ぶと,声の弾性波がバネを往復してエコーがかかって聞こえる。
【方法】
@ 紙コップの底中央に,5mmほど離してコンパスで穴を2つ開ける。
A つるまきバネの一端を伸ばして紙コップの穴に通し,ラジオペンチで曲げてしっかり固定する。
B 2人でペアとなり,交互に声を送ってみる。高い声と低い声で違いがあるか調べる。
C バネを伸ばして互いに離れたときと近づいたときとで,エコーが返ってくる時間に差があるかないか調べる。また声の伝わり方からその原因を考える。
【発展】 短いつるまきバネで,この装置を改良してエコーメガホンを作ってみよう。