強い日射で道路が熱せられると,前方に水たまりが出現するように見える。近づくと先に先にと逃げていく。これが逃げ水という現象である。車を運転していると弱い下り坂でよく見られる。下の鹿野町の写真も運転席から撮影したもので,弱い下り坂になっている。また,上り坂の頂点付近でも見られる。よく見るとカゲロウのように景色がゆらいでおり,空気の屈折率がゆらいでいることが分かる。 |
○原理
地面近くの空気が一番温度が高く、その上空に上がるにつれて温度が下がるような場合(上冷下暖の層)に下位蜃気楼が発生する。 |
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2007年8月11日午後4時の鳥取市鹿野町の道路に現れた逃げ水。この日は猛暑で豊岡は38.6℃を記録。全国で700名以上の熱中症者が出た。 |
青森県上北郡六ヶ所村のむつ小河原ウィンドファームを横切る道路に現れた逃げ水('07.8.14) |
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