グラファイトの反磁性を用いた磁気浮上U
グラファイトの薄片がネオジム磁石の上で浮揚している |
4個の磁石をNとSが交互になるように組む |
○こんな実験です 反磁性のグラファイトを薄くスライスして軽くし,ネオジウム磁石の上に浮かせる実験です。 ○原理 グラファイトは構造上自由電子が多く,導電性で反磁性を示します。4個のネオジウム磁石を交互にNとSが並ぶようにして四角く組むと,その中央に磁場の谷ができ,グラファイトが安定して浮上します。 |
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○準備しよう グラファイト(直流モーターの整流子用を厚さ0.1mmに薄くスライス)(購入先:松前電気商会(秋葉原)),ネオジム磁石(角型:5×5×5mm,特性 35H,角型,表面磁束密度 4,400ガウス(440mT),磁力方向 厚み方向,吸着力 0.9kg |
○実験のしかた @ グラファイトを3mm×3mm×0.1mmになるようにカットし,サンドペーパーで大きさを整える。 A 角形磁石を交互にNとSがくるように4個正方形状に組む。 B グラファイト片を組んだ磁石の中央に置き,浮上を確認する。 |
浮上の実験動画 | ||
磁界観察槽で真上から見た様子。中央が磁場の穴となっている |
斜め横方向から見たところ |
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大きめの磁石による磁場の様子。中央の磁場が弱い |
横から見た磁場の様子 |