10mmφ×1mのアルミ管に生じた虹のリング（網倉氏購入品）
アルミ管の中の虹は，サイエンスE-netの網倉氏の発見です。アルミ管を光源に向けてのぞくと，虹が同心円状に多重に見える管があります。
○こんな仕組みです
虹が見えるのは，長い管の中に規則正しい溝が刻まれる効果が生じて，反射型の回折格子になるからです。CDに光を斜めにあてると虹が壁に映るのと同じです。ただし，パイプの内部の筋は長さ方向にあり，これと垂直な方向には認められません。長いパイプ内の筋の長周期の溝効果があるものと思われます。
20mmφ×1mのアルミ管に生じた薄い虹のリング
20mmφと8mmφのアルミ管。
20mmφのアルミ管。こちらは虹がほとんど見えない
９mmφ×1mのアルミ管に生じた虹のリング（網倉氏購入品）
8mmφのアルミ管内の薄い虹のリング
8mmφのアルミ管。こちらは虹がほとんど見えない
パイプの縦方向には射出したときの筋がたくさん見られる
顕微鏡で拡大したパイプ内部の筋
左の写真を撮影したズーム顕微鏡