折り紙ステントグラフト(人工血管 stentgraft)
ashi考案のアシ折り。両端を引っ張ると円柱になる |
○こんな実験です オックスフォード大学で栗林氏は,大動脈瘤患者などの治療の際,体に入れる医療器具のステントグラフト(人工血管)に,日本伝統の折り紙の折り畳みを利用して,体内で大きく広がる「折り紙ステントグラフト」を開発した。 ここではashiの考案したアシ折りと比較してみよう。 ○こんな仕組みです ステントグラフトは,効率よく小さく縮めて血管内に挿入し,管状に広げる部品で,形状記憶合金を使用している。管状に広げる形状は,周期性を考慮して山折り谷折りを配置しなくてはいけない。 |
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赤い線は谷折り,青い線は山折りする |
○作ってみよう @ 型紙をカラー印刷し,周囲の印刷されていない部分をはさみで切り抜く。 A 親指の爪を折れ目に沿って立て,赤い線を谷折り,青い線を山折りして紙にくせをつけておく。 B 円筒になるように,折れ目のパターンが周期的に巡回するように糊付けする。 C 折れ目をより強く折っていき,小さく折り畳む。 ○使い方 円筒の両端を持って広げてみよう。円柱に戻ることを確認しよう。また,縮めると小さくなることを確認しよう。 アシ折りの型紙(pdfファイル) |
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栗林氏のパターン |
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両端を引っ張ると円柱になる |
栗林氏の型紙(pdfファイル) |