ランチメニューを作ろう


 啓林館情報Cの第4章の第1節「いろいろな情報表現」の、1,2時間の授業でできる「目的に応じた情報表現」の力を育成するための教材を紹介します。
 まず、生徒に紹介する文章は次のものです。

 
「Aランチにはライスまたはパン、スープ、肉料理または魚料理、サラダ、がついて1500円です。Bランチにはライスまたはパン、スープ、肉料理と魚料理、サラダがついて、Aランチより500円高い。Cランチにはライスまたはパン、肉料理と魚料理、サラダ、デザートがついて、Aランチより700円高い。3つのランチとも500円をプラスして、グラスワインをつけることができます。また、お得なサービスランチは、パン、スープ、肉料理または魚料理にサラダ、デザートがついて750円です。」

 こんな文章でメニューが出されたら、最後まで読まないとどのランチを選んでよいか迷うし、こんなレストランに二度と来ようとは思いませんね。レストランのメニューは、客が一目見てその内容や料金を選択しやすいものでないといけません。つまり、「目的に応じた表現」がはっきりしているのです。ここでは、客にとってわかりやすいメニューを工夫させるのがねらいです。
 使用ソフトはワードに統一し、ワードアートによる文字の修飾や、オートシェープによる図形機能を使ってもよいと伝えます。生徒は文字の大きさや色、各ランチごとの食品のグループ化や配置を工夫し、レストランのオーナーになって作品を仕上げていきます。作成見本を以下に示します。


1 オートシェープを使った作品

2 オートシェープとワードアートを使った作品