アナグリフ投影機2



ヴェロキラプトルの頭部の立体視
○こんな実験です
青と赤の光による影絵を,アナグリフメガネ(赤・青メガネ)で立体視します。立体視の基本的原理が学べます。
ここでは,科学教室での工作用に,大型LEDを用いて投影する方法を紹介します。

○こんなことが学べます
青と赤の光による影絵が,アナグリフメガネで立体視できることが分かります。

○こんな仕組みです 
立体視には,右目と左目にそれぞれ少し異なる角度で入る,像の光が必要です。右目用の影(青の光の影)がスクリーン上では左側に,左目用の影(赤の光の影)が右側に来るように,LEDを配置します。青フィルターで青の光は明るく,その影は黒く見えます。赤の光は暗く,赤の光による物体の影も暗いので,結局青い光の影だけが観察できます。赤フィルターでは,赤い光による影だけが観察され,アナグリフメガネで左右視用の像が得られます。

回路図

装置の図

アナグリフ立体視の原理図

アナグリフメガネ,投影器,電源

部品材料
準備しよう 
赤,青LED(8mm砲弾型),ミニ・ブレッドボード,スイッチ・コード付単3電池ボックス,アナグリフメガネ,抵抗100Ω,200Ω,単3乾電池3本,配線用クリップ

○作ってみよう 
@ ブレッドボードの裏の粘着面を,電池ボックスに貼ります。このとき,スイッチは上側にします。
A 回路図を参考にして,ブレッドボード上にLEDと抵抗を配置します。抵抗は赤LED側は200Ω,青LED側は100Ωです(約15mA流す)。
B 電池ボックスからの電源の線をブレッドボードに配線します。

○観察しよう
針金で作った骨格模型や機械模型,結晶構造等を製作した投光器で照らし,スクリーンに映った影をアナグリフメガネで観察します。