鳥取大学工学部応用数理工学科の久保省三教授の元へ,2人乗りホバークラフト住友エクセMTがやってきた。 ついに,幼いころからの念願だったホバークラフトを運転する日がやってきた。 このホバークラフトは,有限会社CAST代表 冨田隆広氏 より寄贈されたものである。 鳥取県内に現存する唯一のホバークラフトであり,学生の教育教材としての他,小・中・高校等をはじめとする青少年への展示等にも貸し出しされる。 私も,試乗会と子供向け工作とを合わせた企画を考えたい。 |
鳥大陸上競技場にて試乗(2003年3月24日) |
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カタログ要目(久保教授HPより) 全長 4.04m, 全幅 1.64m, 全高 1.10m 総重量 220kg(内エンジン乾燥重量39kg) 艇 体 FRP&CARBON スカート バッグタイプ(着脱可)ナイロンゴム引布製 ファン マルチウィング(直径800mm,ブレード9枚) 乗 員 2名 エンジン名称 EP50PM-02 エンジン形式 空冷2サイクル竪型ピストンバルブ式富士重工業製 総排気量 488cc 最大出力 50ps/7,000rpm 燃 料 ガソリン・オイル混合 40:1 燃料タンク容量 60g 速 力 MAX. 25ノット 浮上高さ 200mm 最大登坂角度 停止 10度 定速 15度 浮上有効重量 420kg |
自作クレーンから機体を出す久保教授 |
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広いグランドで走るのは快適。オープンカーの世界。 | ||
試乗した感想 機体の構造だが,浮上用の下向きのプロペラがない。 これは推進用の気流の1/4程度を浮上用に取り込むように,吸い込み口が後部に作ってあるからである。 回転数を上げるとエンジンによる振動も結構大きい。 音や排気のため,練習していた陸上部からは早くやめてくれ,と苦情が出た。 左右へ曲がるのは難しい。 ファンの後方のひれの向きで調節しても,横滑りの感じで制御しにくい。 体重移動とか,回転数とかいろいろとテクニックがあるそうだ。 今度は湖上で運転できる日を楽しみにしている。 |