右が「かえでヘリコプタ・ミニ」。座金の穴に丸いシールを貼って,両面テープを塞ぐ。左は「かえでヘリコプタ」 |
○こんな実験です 空高く投げ上げると,かえでや松の種子のようにくるくる回転しながらゆっくり降りてきます。かえでヘリコプタを小型化し,作りやすく改良しました。 ○こんなことが学べます 材料を切りつめて,薄い膜を支える細い補強骨を持つ種子は,回転により効果的にゆっくり落ちる方法を持っていることが分かります。 ○こんな仕組みです 重心が一方に偏った構造で,空気との摩擦により回転が始まります。回転する ことにより,翼の表面積を10倍の円盤に増やし,ゆっくりと落下させてわずかの風でも遠くに種を散布することができます。ゆっくり落下することは、種子を 落下の衝撃から守ることにもなります。 |
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右端が厚紙で作った型紙。「かえでヘリコプタを相似形に小さくしたもの |
プラ板の両側から,おもり用の座金を両面テープで貼る |
座金を強力両面テープで貼り付ける |
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理科コーディネータ事業での製作風景('05.5.14青谷地区公民館) |
原寸大型紙 |
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投げ上げている様子。左上に見える |
○準備しよう PP板(490mm×565mm×0.75o ダイソー),強力両面テープ(幅15mm),座金(外径22mm,約3g 2個),はさみ,円形シール ○作ってみよう @ 型紙をPP板に写し,切り抜きます。 A 座金を両面テープで裏表に2枚貼ります。 B 座金の中央には両面テープの粘着面が出ているので,円形シールを貼ります。 ○飛ばし方 かえでヘリコプタを参考。おもりの反対側を持ち,スナップをきかせて思い切り真上に投げ上げます。高く上がるほどおもりの部分を中心に、水平の状態で回転する時間が長くなります。回転が始まるとゆっくり落ちることが分かります。 ○気をつけてね 人のいない方向に向けて飛ばしましょう。 ○開発にあたって 大勢に材料を配布するのに適したものにするため,かえでヘリコプタを小型にし,作り方を簡単にしました。 |