ミニ・パラグライダーTypeU


○こんな実験です
ミニ・パラグライダーTypeUの完成です。最初のバージョンは翼が水平でしたが,こちらは実際のパラグライダーに近い形状です。おもりの位置を前にするために,翼の形状を工夫しました。
○こんなことが学べます
滑空するときのおもりの重さや位置を調整したり,翼の後縁のフラップの角度を変えたりして,グライダーのように滑空するための条件を体験することができます。

○原理
パラグライダーのパラシュート部分は,翼に似た役目をしています。つまり,翼にあたった空気流を斜め下方に曲げ,その反作用が揚力として浮く力になります。


2011..2.5 面影小学校PTA主催科学遊び広場
○準備しよう 
発泡ポリスチレン(スチロール)板,糸(36cm),針,おもり(約5gの人形等),カラーシール,発泡スチロールカッター,スライサー

○作ってみよう
@ 型紙をダウンロードし,翼部分を切り抜いて,発泡ポリスチレン板の上に置いてマジック等で写します。
A 発泡スチロールカッターで翼の形状に切り出したブロックを作ります。
B 発泡スチロールカッターのニクロム線をバネでひっぱりながら,厚さは針金の太さで調整してスライサーを作ります。これに,スライダックで5Vの交流を流して発泡ポリスチレンのブロックをスライスします。
C おもりに糸(この型紙では36cmの長さ)を通します。
C 糸の両端を翼の上部の両端にカラーシールで固定します。おもりやタレ瓶に色をつけて楽しみましょう。

○製作の注意

発泡スチロールカッターのニクロム線部分は,電源が入っていると熱くなっているのでやけどに注意しよう。

型紙(pdf A4サイズ)のダウンロード

発泡ポリスチレンの板から,翼の形をブロック状に切り出し,スライスする

2011.3.28 韓国ソウル市タンゴ小学校5限理科

アンパンマンのタレ瓶は両手に針で糸を通す

翼の両側を軽く曲げて∩の形にすると,水平方向の安定性がよくなる。垂直尾翼の働きである
翼の型紙。下が前になる
飛ばし方 
おもりの翼に対する前後の位置の調節がポイントです。カラーシールを貼る位置に注意しよう。
翼中央の後ろ側を親指と人差し指で軽くつまんで,そっと離すと滑空します。おもりが重すぎると,急激に落ちます。
翼の後縁をゆるやかに曲げたりして飛び方を調整しましょう。

○開発にあたって
前のタイプは翼が水平で,ハンググライダーに近いものでした。実際のパラグライダーに近いものができないかと試作してみました。

翼にいろんな模様を描いて楽しもう
 製作から飛行の動画を見る

宋先生のクラスです。日本と同じで6年生は女子が男子よりしっかりしてます。給食も韓国風。ポテトサラダ,卵と筋肉の醤油煮,キムチ,魚の味噌汁(少し辛い),玄米