-196（覚え方：一苦労）℃の液体窒素の世界では、物体は凍って硬くなるばかりではなく、電気抵抗が下がって超伝導物質がマイスナー効果により、強力磁石を浮上させたり、シャープペンの芯が酸素の供給を絶たれて、エジソン電球のように長時間光ったりと、おもしろい現象が見られます。
○注意しよう
① 液体窒素にふれるときは一瞬にしよう。
② 液体窒素を密封した容器に入れると爆発して危険です。必ず口の開いた入れ物で実験しよう。
- マイスナー効果による磁気浮上１ ａｓｆ 2006.10.6
- マイスナー効果による磁気浮上２（回転がわかりやすい） ａｓｆ 2006.10.6
- 液体窒素を用いたエジソン電球 ａｓｆ 2006.10.6
マイスナー効果Meissner effect超伝導物質に外部磁場をかけても、磁束をすべて内部から押し出してしまい、内部に磁束が入れない。完全反磁性。磁石の上に超伝導体を浮上させる実験では、このマイスナー効果による反発力で浮上している。
シャープペンの芯に電流を流すと、炭素原子が強く熱されて発光する。空気中だと酸素と化合したり、蒸発したりしてすぐ燃え尽きてしまうが、液体窒素中だと、まばゆく長時間発光が続く（電圧は２～10Ｖ）。