ポヨヨーン(Gopichand)


○こんな実験です
戦底面の皮と竹でできた柱の間に弦を一本張った、インドやバングラデッシュの楽器「ゴピチャント Gopichant」を元にして作った楽器です。柱(ネック)の部分は弾力性のある板のバネでできているので、弦を弾いて握るとポヨヨ〜ンと音がします。


○こんなことが学べます 
弦を張る力(張力)によって音の高さが変わることや,音を大きくするしくみがわかり,弦楽器の原理が学べます。

○こんな仕組みです 
弦楽器は弦の振動が音源となり、この振動を広い空間に効率よく伝えるために、響鳴胴がついています。ポヨヨ〜ンでは、胴に紙コップを使います。
細い板の部分を握ると弦の張力が小さくなるので、音が低くなります。握ったり、ゆるめたりすることで音階ができます。

Gopichand。Made in India

今回製作するポヨヨーン
○準備しよう 
紙コップ,ナイロンテグス(太さいろいろ。太いと低い音が出る),木ダボ(8mm×30mm),弾力のある板(10mm×30mm×2mm 2本),木片(20mm×30mm×5mm),木片(φ3mm×10mm),強力両面テープ,ドリル,千枚通し

準備物
○作ってみよう
@ 木ダボの先にに1.2mmの穴を開け,テグスを通します。
A 紙コップ、木片と2枚の柱となる板を両面テープで固定します。実際のGopichandは底に皮がはってありますが,紙コップでは上に底が来るようにします。
B 千枚通しで紙コップの底,端から10mmの位置に穴を開け,ナイロンテグスを通します。テグスの一端を小さな木片にしっかり結びつけ,ひっぱっても抜けないようにします。
C あらかじめ8mmの穴をドリルで開けた木片に,木ダボを通し,木ダボを回転させて,弦をピンと張します。

木ダボの先にに1.2mmの穴を開け,テグスを通す

千枚通しで紙コップの底,端から10mmの位置に穴を開け,ナイロンテグスを通す。テグスの一端を小さな木片にしっかり結びつけ,抜けないようにする。
○遊び方 
弦を弾き,柱を強く握ったりゆるめたりします。また,弦を親指の爪で持ち上げるようにして滑らせながら演奏すると,音階ができて曲が演奏できます。

木ダボを回転させ,弦をピンと張る