骨透視箱


○こんな実験です
参考文献の「つくる科学の本」で、兵庫物理サークルの浮田さんが「大型レントゲン玩具」を紹介しています。浮田さんの作品はのぞき窓が小さくて1人で覗くタイプですが、ここで紹介するのは何人かで見られるものにしました。
横の穴から手を入れると、指の骨?が透視できる装置を作ります。
○こんな仕組みです
骨が見える?仕組みは骨透視鏡で見ることができます。
http://www.urap.org/_forum/ashi/science/xray/xray.htm
さて,ここで使った回折シート(ホログラムシート)の格子定数d(刻まれた溝と溝の間隔)をもとめてみましょう。回折シートに垂直にレーザー光線を当て,1m離れたスクリーンに15cm中心から離れた位置に,一次のスポットが現れたので, d・sinθ=λ に赤色レーザーの波長λ=650nm,
sinθ=0.15/(0.15^2+1^2)^0.5=0.148
を代入して,
d=4.39×10^(-6)m=4.39×10^(-3)mm
1/d=1/0.00439=228
より,1mmに228本溝が引かれていることになります。


○準備しよう 
プラスチックのごみ箱,白色アクリル板(1mm),回折シート,セメダインX,はさみ,やすり、のこぎり

○入手先
回折シート:教材店,東急ハンズ


明るいスポットの間隔は15cm
○作ってみよう
@ 円形のごみ箱を、のこぎりで輪切りにします。
A ごみ箱の横に、手を入れる穴をのこぎりで開け、やすりで整えます。
B 下に白色アクリル板、上に回折シートを切り口の大きさに切って接着剤で貼り付けます。

○遊び方
横の穴から手を入れ、骨のような影の見え方を観察しよう。

○参考文献
つくる科学の本 足利裕人編著 (株)シータスク
つくる科学の本2
 足利裕人編著 (株)シータスク