大阪弁天町の交通科学館で展示された空力翼艇の模型（当時，久保教授よりお借りしました）。
機体の前後に生じる床とのすきまの差により、機体下部 に押し込められた空気の圧力で浮上します。平成９年７月22日、NHK教育TV「やってみよう何でも実験」にて私が紹介し，科学の祭典全国大会（東京北の丸公園）に５年間出展しました。
出来上がり参考図。機体の前の裏側に、設計図右端のゴム止めを張り付け、機
体前部にゼムクリップをおもりとして付けます。おもりの数を調節しながら、床
に張り付けた輪ゴムにゴム止めをひっかけて機体を後ろに引き、手を離します。
この画像は、私ＡＳＨＩが設計したＲＡＭⅡ です。原型のＲＡＭを小さくし、子供たちがは
さみを使う部分を減らしています。この画像を ２倍程度に拡大し、厚紙に印刷して使ってくだ
さい。糊はスティックタイプのプリットのりが 適しています。木工ボンドではよれよれになり
ます。出来上がりは次の画像になります。側面 や機体後ろの垂直尾翼がねじれているとまっす
ぐ飛びません。また、機体後部を上にそらすと、 急上昇して１回転してしまいます。
いろいろ工夫して飛ばしてみましょう。
http://triton.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/akimoto/WISES_old/WISE/ramodel_j.html
空力翼艇ＲＡＭの型紙（ＰＤＦ）のdownload
開発者の久保省三鳥取大学名誉教授の許可を得て提示しています。
鳥取県の福利課の親子工作教室でＲＡＭを製作（'07.8.4)
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さすが，計算尽くされた美しいフォルム。翼と側板の接着は糊代を交互に翼の上下に張り合わせる，西宮の湯川記念科学教室に参加された中国出身のお母さんから教わった
側面の形状。前から吸い込んだ空気は後ろの床との狭い隙間から排出されるため，翼の下の圧力が高まる。また，翼の形状から翼を流れた空気は下向きに曲げられ，その反作用で揚力が発生するコアンダー効果を利用している
