トップへ戻る>しゃんしゃん傘ができるまで





皆さんはしゃんしゃん祭りにかかせないしゃんしゃん傘がどのように作られているかご存知ですか?
鳥取しゃんしゃん祭振興会で販売しているしゃんしゃん傘の飾りつけはシルバー人材センターにお願いしています。
ここではそのシルバー人材センターで行われてるしゃんしゃん傘の飾りつけの作業を紹介します。





これはしゃんしゃん傘を飾りつけする前の状態、素張りの状態です。
しゃんしゃん傘はこの状態でシルバー人材センターにやってきます。



ここがシルバー人材センターの皆さんがしゃんしゃん傘をつくっているところです。
ここでしゃんしゃん傘は作られています。


1.色塗り
まず、傘の和紙の部分に色を塗っていきます。
ここでのポイントは和紙をはみだして傘の骨に色がつかないようにすること。
色ムラがないように塗ること。この工程は作業の中でも難しく、うまくできるように
なるまで時間がかかるそうです。



2.貼り付け
次にしゃんしゃん傘を彩る金色と銀色の模様を貼り付けます。
まず、あらかじめ切ってある金色(銀色)の紙を裏返し、指で一気にのりをつけます。
そして傘に次々と貼っていきます。
貼り付けの作業はここで終わりではありません。


ガーゼを巻きつけた指でさっき貼り付けた金色(銀色)の紙を
拭いていきます。これは表面についたのりを落とし金色(銀色)を
より輝かせるためと紙を軽く押さえつけ模様を傘にしっかりくっつけ
るためのふたつの効果があります。



3.鈴付け
次は鈴付けです。
鈴を針金で傘の骨に取り付けます。
鈴と針金の間に少し遊びを持たせることが
『しゃんしゃん』ときれいな音を出すポイントです。
鈴は隣の骨とは1センチぐらい位置をずらしてつけます。
こうすると傘をたたんだときに鈴同士がひっかからず
きれいにたたむことができます。

この1センチほどのずれがポイント



4.短冊付け
傘の骨の先にキラキラ輝く短冊を取り付けます。
短冊は糸で取り付けられますが、これは特殊な結び方で
なかなか取れないようになっています。



5.頭付け
最後に傘の先に白い房をとりつけます。
切り込みが入った和紙を巻きつけ針金で固定します。




ついに完成です!!


このような多くの工程を経てしゃんしゃん傘は作られています。
しゃんしゃん傘はお一人で一日3〜4本作ることができるそうです。



【取材協力】社団法人 鳥取市シルバー人材センター  http://www.sjc.ne.jp/tottori/index.html

 
シルバー人材センターとは…
  国・県・市町村の支援により設立された団体です。事業はおおむね60歳以上の方々の多彩な技能、経験を活かす臨時的・短絡的及び軽易な業務のお仕事を請け負って、会員の方々の組織的に提供しています。
また、技術・介護講習会などを実施し、高年齢者の方々の社会参加の促進、生きがいの充実をめざしています。


■しゃんしゃん傘の購入について■
このようにシルバー人材センターで作られたしゃんしゃん傘は鳥取しゃんしゃん祭り振興会にて
販売しております。ご購入をご希望の方は下記までお問い合わせください。


鳥取しゃんしゃん祭振興会
〒680-0841 鳥取市吉方温泉3丁目701
TEL:0857-30-3302 FAX:0857-30-3303


トップへ戻る