YOG・平和  YA・な  KARTA・地方

 ジョグジャカルタは、YOG YA KARTA と、書く。平和な地方という意味。街には活気があるけれど、どこかやっぱり、のどか〜って感じがする。今回の旅は、雨に祟られている。ここ、ジョクジャカルタでも、やっぱり雨はついてきた。どこに行っても、雨、雨・・・。とても観光どころではない。そんな雨の中、裸足に傘で、観光客に土産物をすすめる、おにいちゃん・おじちゃん・そして、こどもたち。思わず買ってしまいそうになる。暮らしをたてるため、小遣いをかせぐため、とにかく、すごい迫力。バスに乗りこんでも、まだ窓を叩いて迫ってくる。今時の日本の大人たちも子どもたちも、こんな底力はあるんだろうか?

雨と雷と、物売りの迫力にまいった! プランバナン遺跡

 ジョグジャカルタでは、ガジャマダ大学にもおじゃました。日本文化を研究するゼミがあるらしい。が、そこの資料を見て、「あぁ、子どもの頃こんな日本だったよねぇ。」と思ってしまった。

 バティック工場も見学。蛍光灯が一本だけともる、昼間でも薄暗い工房で、おじちゃんやおばちゃんが、作業に勤しむ。暑い中、熱い蝋を扱う仕事は、けっして楽だはないだろう。日本からの和服用の発注もあるという。最近手元が見づらくなった私には、こんな暗い部屋での細かい作業はとても真似できない。

バティックを型押しで作る場合の型。多種の模様が揃っている。

手描きのバティックを作る。下書きを蝋でなぞる、細かい作業。

バティックの型押しをしてもらう。