観光ツアーでは行かないと思えるロンドンの魅力などをご紹介します。順不同
ハムステッド・ヒース | リトル・ヴェニス | リージェンツ運河 | アヴェニュー・ガーデン | ケンジントン公園 | ルート・マスターとDLR |
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ロンドンの二階建バスは著名で、万民に愛されている。自身、交通にも関心が高く、2011年5月の単独行では7日間乗り放題のトラベルカードを購入した。ロンドンの交通網は、中心部のゾーン1から、郊外のゾーン6まで分けられている。今回は、郊外に出かける計画がなかったので、ゾーン1・2限定の品を選択した。 地下鉄、路線バス、JRに相当する地上鉄道やオリンピックに向けた輸送強化目的を含めて、新たに作られている(Undergroundに対する)London Overgroundの呼称がある鉄道、かつ、造船ドックが立ち並び、同産業の斜陽と共に、ダウンタウン化していた東部地域、通称ドックランドの開発に伴い造られた新交通システムDLR(Dockland Light Rail)が乗り放題でのトラベルカードをフル活用すべく「Transport for London」の「Journey Planner」等で調べた。 |
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地下鉄は利便性が高いのは事実だが、時に動かなくなるのもロンドン名物で、今回、1週間に数回の利用で、二度も運行停止に遭遇し、困惑した。 *ピカデリー・サーカス駅で、Piccadilly線が停止しており、Bakerloo線で目的地を変更しての移動! *Circle線車内に居て、動かなくなり、途中の駅で下車し競歩的な移動! 自由旅行ならではのアレンジで切り抜けたが、運行停止に遭遇すると、慌て、戸惑う。 ところで、ロンドンでも路線バスはワンマン化されている。各バス停に発券機が設置され、SUICA相当のオイスターカード等を持たない場合は、事前購入が不可欠で、チケットなしで乗車した場合は50ポンドのペナルティを払うか、法で処罰される。日本と異なるシステムにはご用心を! 路線バスを調べていたら、限られた路線のみで、Routemaster(ルートマスター RM)と愛称される退役した旧型二階建バスが運行していると知った。ボンネット型のRMはエンジン部分に客席と隔絶された運転台があり、必然的に車掌が乗務することになる。運行開始から半世紀を経ている実績、人気・愛着から復活し、伝統的な建物等がある路線で、来てみなければ分からないといった状態・本数で運行されているようだった。 12日、ケンジントン公園を南に歩き、バスでトラファルガー広場へ移動しようとした際、何と、最初に来たのがRMだった。乗車ルールは日本で事前学習を済ませていた。即ち、バス停であるか否かに係わらず、低速で走行している際の乗降が自己責任で可能であることの確認を。日本の道路は“人は右・車は左”で、英国式を採用したことが実感できるRMで、運転席がバスの右側、乗車口は後方左側一か所のみにある。 バス停で乗車した後、運転台・運転手を撮るなど、RMファン的行動をしていた小生は、車掌・乗客から注目を浴びた。伝統的な服用の車掌は、いかにも退職後の再雇用といった紳士で、サービス精神旺盛の彼が小生の肖像を記念に撮ってくれて、かつ、RMや路線について解説してくれた。一方、小生、信号等で低速になったら、飛び降りてRMの前の方に出てRMの顔を撮り、或いは、乗車口に立つ彼も撮り、そして、RMが走り出したら飛び乗り・・・。運動能力を含めた小生の行動を笑顔で見ていた彼は、やがて「螺旋階段を撮れ!」とか「日本大使館だぞ!」、「RMは東京でも走っている。知っているか?」等で、終着のトラファルガー広場では握手も! ロンドンの鉄道・地下鉄の運転席はIRAのテロ防止対策等のためか、客席とは隔絶されており、前方を眺めることは出来ない。ポートライナー、ゆりかもめのように、無人運転のDLRのみが、前方を眺めることが出来る。となれば、そして、新開発地区を高架で走行する路線となれば、時間をかけて、DLRに乗車する価値がある。時間を割いて楽しんだ。 Greater London 中南部の自治区で主として住宅地区と辞書にあるルイシャム(Lewisham)はゾーン2の南東端に位置し、鉄道駅があり、路線バスのターミナルともなっている。そして、新交通システムDLRの南端のターミナル駅にもなっている。 |
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トラファルガー広場至近のチャリング・クロス鉄道駅から鉄道でテムズ川を渡り、ロンドン・ブリッジ駅へ。ここで乗換え、郊外に行く電車に乗った。快走していた電車が減速し、ノンストップでルイシャムに着いた。というより、駅名を見て、目的地と分かり、あわてる気持ちを抱き、急いで降りた。 案内に従って出ると、DLRの改札があり、目の前の階下にホームがあり、色鮮やかな電車が停車していた。 |
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先頭車の最前列席に座して、対向し南に向かう電車を撮り、新交通システムゆえの変化の大きい路線を楽しみ、テムズ川を渡り・・・。 高層ビルの間に路線・駅があり、そこに進入する様に心を躍らせ、弧状が重なる駅舎のデザインを嬉しく思い・・・、鉄道ファンにはたまらない! DLRとRoutemaster 〜 新旧共ステキなロンドンに乾杯。 : I love London! |
追記)ロンドンの7日間、全行程で傘が不要だった。今回もまた、晴れ男のジンクスが崩れず・・・。2011年春のロイヤル・ウェディングにあやかった好天ということで、英国に感謝! さて、クセになる、西欧の自由設計旅行、過還暦人の次なる挑戦・“生涯研修”はドイツ語圏、音楽の都ウィーンでのオペラ・演奏会三昧か・・・。 |
(2012年6月3日記 up) |
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上記は、鳥取県東部医師会報の[随筆]欄用に準備中の内容です。