スケッチブックを持って旅に出よう
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2009年12月31日(木)
満月禁酒令
 遺跡の宝庫アヌラーダプラをあとにして、陸路再びコロンボへむかう。宝石の店だの、バティックの店だのあちこち寄り道をしながらの移動だ。運転手さんは、一日まるまるバスを走らせることになる。私たちを事故なくコロンボに届けるために、たいへんなご苦労である。スパイスガーデンでは、巧みな日本語で、ハーブについて解説される。他にも日本人の小グループがいる。アーユルヴェーダに関心のある人のツアーやエステの研修などにも利用されているらしい。ここで初めてのお買い物。スパイスティーとスリランカカレーのスパイスをゲット。いつものことだが帰国したらしばらくは、旅した国の味を再現!と、無国籍料理?が続く我が家である。
 途中キャディの街と丘陵地帯を通り抜け、コロンボにもどったのは夕食の始まる1時間ほど前。宿泊は2日目と同じヒルトンコロンボ。部屋からコロンボ港が見える。初めに宿泊したときもそうだったが、あまりのいい眺めについついシャターをきってしまいそうになる。しかし、カメラを構えた目に飛び込んでくるのは、窓に貼られた「撮影禁止」のステッカー。なにしろ政府の重要な施設が一望できるのだから、テロを厳重に警戒してのことだろう。素敵な景色はそっと心にしまうことにする。
 さて日暮て、お楽しみのニューイヤーカウントダウンのパーティーへ・・・。ところが手配の食い違いから、ホテルのガーデンテーブルでの夕食会となる。おまけに「今日は満月です。アルコール類のサービスはできません。」とくるではないか!なるほど、まわりのテーブルでアルコール類をオーダーしている人はいない。ホテル内のラウンジにまわってみたが、ここもそうだ。そんな習慣があるのかぁ・・・。でもなんだかそれも気持ちいいかも。ジンジャービール(という名のジュース)と美味しい料理に舌鼓をうって、カウントダウンはホテルラウンジのジャズメンたちの演奏を聞きながら。
 新しい年が穏やかに、にこやかに過ごせますように。そして、心わくわくする旅がまた続きますよう。
部屋にもどるとあちこちから花火が上がっているのが見える。日本の夜空に上がる花火の感覚からすればなんだかしょぼしょぼの花火だが、あっちこっちの町内であげているんだなぁと思うと微笑ましい。

 



ハーブガーデン

キャンディの街

ニューイヤーカウントダウン
 
日記