スケッチブックを持って旅に出よう
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2010年1月1日(金)
初詣
 あけましておめでとう!
ホテルのロビーでなにやら聞き覚えのある音が・・・。のぞいてみると餅つきの真っ最中。ホテルのコックさんや日本人会の人たちがかわるがわるついている。テーブルには、きなこ、あずき、醤油・・・。スリランカでお持ちが食べられるなんて!!なんという贅沢。今年はいいことがあるかも・・・。
 お餅でお腹をみたしたら、いざ街へ。ホテル近くのスーパーにお買い物。地図を片手にくりだす。道には兵士がいっぱい。な、なんで・・・と見まわすとワールドトレートレセンターのツインタワーが。まわりは警察署や銀行などスリランカの主要な施設だらけ。そりゃしかたない。元日だというのにオフィス街はいつものように働いている。
 お昼にチェックアウト。空港には夜つけばいい。まずはガンガラーマ寺院で初詣。女性の大半はスリランカサリーでおめかし。大人も子ども晴れ着でお参りだ。「しばらく時間をとりますから、ご自由に。」というので、境内をのんびり歩く。どこかの団体さんの列と一緒になり、だらだらと歩いていくと、オレンジの衣をまとった僧侶たちがお参りグッズを手渡してくれる。五色の糸の束とスリランカルピーだ。日本だと参拝するこちらがお賽銭を出すが、お金をもらえるなんて・・・。これを仏様に寄進してねってこと??五色の糸はありがたい。お釈迦様とつながっているという意味で手首にまいて過ごす。
 暮らしの中にいつも祈りがある姿は美しい。日本での日常の中で忘れている何かを思い出せてもらえるこの瞬間が有難い。
 寺院でスケッチをしていると、いろんな人が覗き込んでは通り過ぎる。褒めてくれる人あり、しばらく立ち止まってモデルと見比べる人あり。もう描き終わろうかという頃、女の子がドローイングペンを指差し話かけてくる。悲しいけど言葉がわからない。たぶんそのペンが欲しい・・・ってなことを言っているんだろうげど。ごめんね!わかってあげられなくて。ペンをさしだそうとしたそのとき、親御さんに呼ばれて行ってしまった。

スリランカの餅つき



お参りの風景
 
日記